▼ Contact

バビロン再訪(2)

Posted by drazone on 2009/07/10

R0016532

今回の旅はアムステルダムからはじまる。スキポール空港に降り立ち、おれはすぐにアムステルダムセントラルステーションに向かった。宿に荷物を置き、久しぶりのアムスに胸を震わせ、町中を練り歩く。名物の嗜好品をたしなみつつ、ハーリング(生ニシン)や山盛りのフリットやソフトクリームなどを味わいながら夏のアムスを心ゆくまで堪能。

R0016564

写真のハーリングは屋台で購入。確か2ユーロ弱だったと思う。トロリとした魚肉とキューブオニオンの相性が抜群で目の覚めるうまさ。

アムスは前に訪れたときと比べてそれほどの変化はなかった。変わったことといえば、おれの記憶より若干健全になったことくらいか。飾り窓の方に行ってもおれが見た限り、ガラス窓の向こう側からグラマラスな肉体を揺らしながら視線を投げてくる娼婦や小声でハードドラッグをささやく売人は見当たらなかった。それでもやはりアムスはアムスで、運河のある風景は目に心地よく、コーヒーショップはもちろん、ヘッドショップやドラッギーな店は健在だった。

翌日、列車でローゼンダールを経由し、ベルギーの都市アントワープに向かった。アントワープは思いのほかすばらしい町だった。一見すれば地味な地方都市かもしれない。が少し目を凝らせば、ここが深みのある町だとわる。個性の光るショップが随所にあり、他の欧州都市に比べて物価は安く、人々はフレンドリーで、そして何より唸るくらいうまいベルギービールが安価にたらふく飲める。KRIEKのうまさには完全にやられた。

アントワープにはどういうわけかステーキハウスが多くある。肉に目がないおれは駅近くの広場のステーキハウスに入り、愛想のいい若い店員に、大好物のTボーンステーキ(18ユーロ)を注文した。これがボリューム、味ともに文句なし、どころかこれまで食った中でも屈指といっても誉めすぎではない。しかもフリットやピタやサラダがついてこの値段だからたまらない。アントワープにきて肉を食わないのは損だ。

時間の制約上、すべての名所を回ることはできなかったが、聖ヤコブ境界・大聖堂・ブラボーの噴水はかろうじて行くことができた。中でも聖ヤコブ教会はすばらしい。薄闇に浮かぶ白と黒が織り成す美しさにはかすかなめまいを覚えた。

R0016742